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/A面とB面をゆるやかにつなぐ
島根県安来市の内科外来診療部門と健診部門を併せ持つクリニックのコンペティション.
DOG一級建築士事務所とグラムデザイン一級建築士事務所と共に参加した.
周辺の長閑な住宅地の雰囲気や山に囲まれた敷地から、切妻屋根を短冊状に連続させた建築とし、地域に馴染んだ入りやすいクリニックとしている.一方でクライアントからラグジュアリーな空間としてほしいという要望もあり、それをいかにして表面的な設(しつらえ)でなく空間の豊かさによって表現するかも計画する上で要点となった.
前面道路に桜並木があり、偶然にもクリニックのロゴも桜であったことから、通り沿いに居心地の良い待合室を計画し、エントランスから待合室へのアプローチとしてホールを設け、突き当たりにて外来部門と健診部門を振り分ける平面計画としている.
周辺敷地に馴染むこととラグジュアリーであること.全面道路面と駐車場エントランス面.一見するとそれらは相反する事物のように思えるが、これらに共通項を見つけ出し、ゆるやかにつなぎ合わせつつ、それぞれの良さを引き立たせ合うことによってひとつの空間をつくりあげていった.
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